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正社員への転職を成功させるコツ

時代の移り変わりの中で、他業種から介護士への転職を希望する人が増えています。需要に対する人員不足など、介護業界はほかの仕事に比べて正社員として採用されやすいのが特徴です。しかし、採用率に比例して離職率も高いといわれています。その大きな理由の1つが収入の違いです。介護業界の平均年収は、日本の平均に比べて数十万円程度低くなっています。

他業種から転職をした方の中には、以前よりも給料が下がり、生活が苦しくなったことで辞めてしまうケースも少なくありません。一口に介護職といっても勤務地や仕事内容で収入は変わります。できるだけ多くの求人に目を通して、生活への影響を少ないところを選ぶことが大切です。収入と並ぶ離職率の高さの原因として、人間関係が挙げられます。男性介護士の割合も増えているとはいえ、業界全体で見ると女性の方が多めです。女性がたくさんいる職場では、特に人間関係によるトラブルが起こりやすいといわれています。後から入社した人はグループに入れず孤立してしまう、男性の場合、力や体力を必要とする負担の大きい仕事ばかり任されるという事例も珍しくありません。

職場の人間関係は、求人募集の情報からでは確認することが難しいのが実情です。求人に「アットホームな雰囲気で働ける」と記載してあっても、実際は違っていたというパターンもあります。転職の面接を終えた後に職場見学を申し込んで職場の雰囲気、サービスを利用している要介護者との接し方をチェックすることが大切です。